リニューアルを機にウェブ受注体制を整備。
オリジナル手袋をノベルティの定番に。
勝星産業株式会社

すべり止め付き軍手を初めて作った手袋メーカーの勝星産業株式会社が運営する、オリジナル手袋・ノベルティ作成サービス「GUNTE Lab.」。サービスのリブランディングに合わせ、もともと一体だった勝星産業のコーポレートサイトとGUNTE Lab.のサービスサイトを切り分ける形で、ウェブサイトのリニューアルを行いました。 リニューアルから約半年が経ち、会社や事業にどのような変化が生まれているのか。勝星産業株式会社の高桑さんと和田さんにお話を伺いました。
お話を伺った方々

2014年に勝星産業株式会社に入社、営業部に配属。富山県内、中京地区の営業担当を経て、現在は関東地区を担当。並行して、オリジナル手袋作成サービス GUNTE Lab.(旧ブランド名:GLOOVY)の運営に携わる。

2018年に勝星産業株式会社に入社、営業部に配属。1年間の富山県内の営業担当を経て、現在は営業事務・補佐を担当。2023年の育児休業復帰を機に、GUNTE Lab.を始めとしたウェブ事業に携わる。
勝星産業株式会社
「すべり止め付き軍手」を初めて作った、富山県南砺市の作業用手袋・保安用品製造会社。オリジナル手袋・ノベルティ作成サービス「GUNTE Lab.」の提供も行う。
プロジェクト立ち上げの背景
—オリジナル手袋作成サービスを立ち上げた経緯について教えてください。
- 高桑さん
- 元々の手袋のオリジナルプリントサービスは、ずっと前、2010年よりも前から、既存のお取引先向けに、作業用手袋の納品に付随してご提案する形で運営していました。そこから、作業用品以外の業種への販路拡大と市場認知UPを目的に、2017年にブランド化を図ったのが、「GUNTE Lab.」の前身の「GLOOVY」です。
—その後、サービスのリブランディングとして、ロゴマークとパンフレット制作をデザイン事務所のT&Kさんに依頼され、ブランド名も「GLOOVY」から「GUNTE Lab.」へ一新されました。どういった背景で依頼されたのでしょうか?
- 高桑さん
- 「GLOOVY」としては、5年くらいブランドを展開していたものの、認知度が伸び悩み、そこまで大きな変化や実績につながらない状態が続いていました。パッと見て、「手袋に関するサービス」ということが非常にわかりにくいブランド名も影響していたのだと思います。また、その時のパンフレットも、「作業用手袋」という背景ありきの内容やデザインだったため、異業種への提案や参入がしづらかったことも一因ではないかと考えました。 そういった背景もあり、T&Kさんには、軍手・手袋を扱っていることがわかりやすいネーミングとロゴマーク、「作業」感を払拭するパンフレットの制作をお願いしました。

—ウェブサイトのリニューアルも、もともと一体だったコーポレートサイトとGUNTE Lab.のサービスサイトを切り分ける形で、フルエンスで担当させていただきました。リニューアルの目的や、目標として考えていたのは何ですか?
- 高桑さん
- リニューアル前のサイトは、作業用手袋などの自社製品とオリジナル手袋作成サービスの情報が混在していました。そのため、とにかく見づらく、各情報にたどり着くまでの経路も複雑で、最低限の情報伝達の役割も果たせていないことが問題意識としてありました。 まずは情報整理を先決とし、最終的にはウェブからのお問い合わせ件数や新規受注数UPを目標に、リニューアルを行いました。
- 和田さん
- リニューアル前は、お問い合わせメールを各エリアごとの担当営業に振り分けていたので、もともとの受け持ちの営業活動に加え、新規のお客様対応の負担がかかっていたことも課題でした。 リニューアルを機に、そうした体制自体も見直して、ウェブからのお問い合わせ窓口を一本化して私が担当することで、より手厚く対応できるようにする目的もありました。

ウェブサイト制作の過程
—社内と社外、それぞれどのようにコミュニケーションをとって制作を進行されましたか?
- 高桑さん
- 社内では、基本的に月1~2回のミーティング形式で、作成状況の共有や修正点・改善箇所の協議を行い進めました。 社外とのやり取りは、基本的にメールでした。口頭では上手く説明できない部分も多々あったので、画像やデータも引用しながら、認識に差異が発生しないようなスタイルで進めました。あとは、月に1回程度のミーティングを行い、細かい部分をすり合わせるような形でしたね。
—スムーズなウェブサイト制作進行のために、どのようなことを意識されましたか? また、苦労したことはありますか?
- 高桑さん
- 社内では、谷崎さんに作成いただいたデモサイトやイメージ画像を社員に見てもらいながら、変更・修正箇所をまとめるよう進めました。私も含め、サイト作成の知識やノウハウを持つ社員がほとんどいないこともあり、谷崎さんと打ち合わせた内容を自分なりに理解し、不明な部分は1つ1つ勉強しながら社員に説明するのは苦労しました。 社外へ向けては、漠然としたサイトイメージを、どう言葉にして理解してもらうかを意識しましたね。「手袋にプリント」という特殊な工程をサイト上でどう表現するか、意見や提案をもらいたかったこともあり、サイト作成における基礎知識を身に着けたうえで、打ち合わせに臨むようにしていました。

—GUNTE Lab.のロゴマーク、パンフレット、ウェブサイトのデザイン提案を受けた時の印象はそれぞれいかがでしたか?
- 高桑さん
- ロゴマークについては、「手袋」を扱っているブランドだと一目でわかるようなデザインということ。パンフレットは手袋を主体としながらも、出逢いや新たな発見がイメージできるような演出がされ、プリント手袋を通して、色々な可能性を見出せるようなレイアウトだと感じました。 ウェブサイトについては元々パンフレットのイメージに合わせてデザインしていくという前提がありましたが、発信したい内容の充実化や、課題だった作成フローの簡素表示と直感的な選択画面など、私がイメージしていた以上の内容に仕上げて頂けた、というのが正直な感想です。 また、「作業感」や、それに付随した泥くさいイメージを完全に払拭できたと実感しています。
ウェブサイト公開後の成果
—受注数など、定量的な変化として感じることはありますか?
- 高桑さん
- リニューアルから約6ヶ月が経過し、大幅な数字の変化ははないものの、受注数は着実に増加している状況です。ただ、お問い合わせ件数だけでいえば、大きく増加したと実感しております。

—お客様とのコミュニケーションなど、定性的な変化として感じることはありますか?
- 高桑さん
- お問い合わせの内容が変化したと感じます。今までは、「これって作れる?」「こういうのはある?」といった大枠のお問い合わせから、ピンポイントの商品に対して「こういうプリントをやりたいが、デザインは複雑ではないか?」といった具体的な内容や、作成フローの一部に対する質問など、ある程度ユーザー側で情報を把握したうえでのお問い合わせに変化しましたね。それに対して、弊社からもすぐにお見積もりを提示できるので、スピード感が増したと実感しています。
- 和田さん
- 以前は、お問い合わせがあった際、各エリア担当に振り分けて受注獲得を行っていましたが、担当者が日々の業務に追われており、手厚いお客様サポートができていない部分がありました。 今回、サイトをリニューアルしたことに加え、ウェブ担当である私に窓口を一任させてもらい、こまめにお客様とやり取りできる体制になったことで、着実に受注数を積み重ねられていると感じています。
—ウェブサイトで、「これがあってよかった」と感じるコンテンツはありますか?
- 高桑さん
- 「ご利用事例」のコンテンツが、営業活動で助かっています。特に新規のお電話での問い合わせでは、言葉だけの説明では相手に伝わらない部分があるので、事例画像や作成に伴う経緯など、サイトを見ていただくことで、お客様の理解がより深まっていると感じます。

今後の課題・展望
—「こんなこともやってみたい」「こうだったらもっと使いやすいのに」などのご要望はありますか。
- 高桑さん
- 最終的には、ウェブ上で受注を完結できるような形にさせたいですね。社内の受注体制やシステムの改良、金額設定などさまざまな問題点が山積みなので、もう少し時間をかけて開発を進めていく予定です。
—リニューアルをふまえて、あらためて今後の貴社やGUNTE Lab.の課題・展望について教えてください。
- 高桑さん
- 今後の課題としては、一般市場に対するプリント手袋の定番化です。 例えば、ノベルティの定番というとポケットティッシュやボールペン、カレンダーなどが一番最初に思い浮かぶアイテムですが、それらの候補に、プリント手袋が当たり前のように含まれるレベルまで認知してもらいたいです。 もちろん、現状のままでは不可能だと考えるので、今後サイトを通して色々なユーザーとやり取りを行い、その中で出てくる意見や要望を踏まえ、「もらってうれしい」手袋に発展させていきたいです。

- 和田さん
- 今回のリニューアルで、お問い合わせの窓口が明確になり、ウェブを活用した受注の流れが少しずつ形になってきたと実感しています。ただ、まだ情報発信の頻度や内容には改善の余地があり、コラムや事例紹介、SNSとの連動など、継続的に更新していく体制づくりが課題です。 今後は、ウェブをより積極的に営業活動の一部として活用し、見積もりから受注までのフローをもっとスムーズにする仕組みづくりや、お客様との接点を増やす取り組みを進めていきたいと考えています。また、社内でも誰もが扱いやすいシステムを整え、引き継ぎやすい環境をつくることも、今後の重要なテーマです。
